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お知らせ(イベント)

【2014.09.20】東京外国語大学講義「近代日本の中の東京外国語大学」

10月1日から始まる秋学期において、世界教養科目「世界の中の日本」の1コマとして『近代日本の中の東京外国語大学』と題する授業が開講されます。(場所:東京外国語大学府中キャンパス)昨年11月の文書館開設記念会でもお話いただいた吉田ゆり子先生(同館長)を中心に複数の教員が12回にわたり東京外国語大学の歴史および特筆すべき出来事や人物についてリレー形式で講義が行われます。

ご興味のある方は、東京外語会プラザまでお問い合わせください。
メールの方は①氏名、②語科・卒年、③ご住所、④電話番号をお書き添えください。
メール:plaza@gaigokai.or.jp
電話:042-363-0035

■講義名■
世界教養科目「世界の中の日本」「近代日本の中の東京外国語大学」

■講義目標■
東京外国語大学は、幕末に徳川幕府によって設立された蕃書調所を淵源とし、明治6(1873)年に創立された東京外国語学校を起源とする大学である。その歴史は、幕末維新期に、欧米列強に伍した近代国家を建設するために、外国語翻訳・通訳、外国学に精通した人材を養成することを目的として設置した高等教育機関として出発したが、近代日本の歴史とともに政治に翻弄されながら歩んできた。この授業では、東京外国語大学の歴史と卒業生の姿を通して、日本の近現代史を学ぶことを目的とする。

■方法■
日本近現代史に対応する形で、東京外国語大学の歴史を講義するとともに、本学の歴史上特筆すべき出来事や人物に注目することから、具体的に日本の歴史を解きあかしてゆく。複数の教員によるリレー講義の形式をとる。

■講義スケジュール■
開講日 演目 講師
10/1 導入(授業の目的と概要説明) 吉田ゆり子
10/8 通史-蕃書調書から東京外国語大学へ- 吉田ゆり子
10/15 各論1-植民政策と外語- 米谷匡史
10/22 各論2-南米への海外展開と五人男- 鈴木茂
10/29 各論3-イスラム世界と外語- 小松久男
11/5 各論4-南方進出と外語- 今井昭夫
11/12 各論5-校名存続運動と同窓会- 倉方慶明
12/3 各論6-日新寮と大学紛争- 倉方慶明
12/10 各論7-留学生別課から日本語学科へ- 野本京子
12/17 各論8-日本の留学生政策と留学生日本語教育センター- 小林幸江
12/24 (予備)
1/14 各論9-語劇の歴史- 倉方慶明
1/21 各論10-日本の高等教育政策と大学改革- 岩崎稔
1/28 各論11-東京外国語学校魯語科と虚無党精神-メーチニコフから二葉亭まで- 渡辺雅司
2/4 各論12-ボート大会の歴史- 倉方慶明

参考文献 『東京外国語大学百年史』、
『東京外国語大学の歴史』 お知らせ一覧に戻る