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お知らせ(トピックス)

【2022.08.11】2022年度 東京外語会定時総会時に会員より頂戴したご意見・ご要望についての回答

1) 「議決権行使」について電磁的方法を採用して欲しい:
総会の「議決権行使」に電磁的方法を採用するには、定款にその旨の記載があることが必要です。現時点では定款にその記載がないため、定款を変更しなくてはなりません。一般社団法人法上、定款の変更には会員総数の3分2の賛成が必要です。現在の会員総数は17,000名を超えており、3分の2とはすなわち、12,000名近い会員の賛成が必要となります。最新のデータベースでも住所不明者が多々おり、現実問題として、これだけの人数にコンタクトすることすら出来ない状況にあります。ましてコンタクト可能な会員のほぼ全員の賛成を得ることは不可能と思われます。「議決権行使」について何らか別の方法にて簡便化できないか研究します。

2) 総会のZoomによるオンライン配信について
来年以降もコロナ禍の影響で小規模開催となる場合は、オンライン配信(ライブまたは少なくともアーカイブの配信)を検討します。

3) 出来るだけ早く総会を対面開催に戻して欲しい
コロナ禍の状況によりますが、来年は対面開催を目指します。

4) 人事刷新、女性理事・評議員を増やすべき
今年度の新体制では、女性の寺田朗子氏が理事長に就任しました。女性理事が2名増え、22名中6名となりました。引き続き女性理事の増員については検討を続けます。

5) 顧問報酬とは何か
会計会社及び弁護士に対する支払いを顧問報酬として経理処理しています。役員である名誉顧問、特別顧問への報酬はございません。

6) 事務所(本郷事務局、府中のプラザ)を統合すべきではないか
職員の通勤の利便性、理事・監事の会議への出席の利便性等を考慮すると府中ではかなりの不便を感じること、プラザに統合すると占有面積が狭すぎて別の場所が必要になりますが、大学構内には外語会に貸せる他のスペースは実際問題としてないことより、現時点では統合は考えておりません。

7) 中期ビジョンへの期待
会員相互交流(ネットワーク含む)の増強、キャリアアップ支援の仕組み等について今後具体的に検討していきますが、日本全国の会員に同じように恩恵があるような仕組みを検討するように心がけます。

8) 海外の大学、NGO団体、メディア等とつながる活動を希望する
大学との連携が不可欠ですが、前向きに検討すべく大学と協議していきます。

9) 理事になるにはどうすればよいか(選定基準、①以外は原則であり全部充足しなければならないということではありませんが、④が重要)
①東京外大の卒業生であり、外語会の正会員であること、
②原則として理事・監事・評議員または正会員の推薦があること、
③理事会執行部による面接において理事に相応しいと認められること、
④母校の東京外大及び在校生に対する支援や協力、外語会活動に対する奉仕精神を持ち合わせていること(活動では交通費実費払い以外は無償奉仕となります)、
⑤募集の時期としては、理事の退任時、あるいは理事会に欠員が生じた場合(理事が15名以下になった場合)、
⑥理事の出身語科にできるだけ偏らないように努めること(努力目標)

10) 母校の将来についての展望を知りたい
大学のHPにある中期目標を参照して下さい。
http://www.tufs.ac.jp/documents/abouttufs/outline/plans/mid_o_20220401.pdf

11) 在学生への支援について
外交官プログラムと奨学金の賦与については、現在休止中ですが、寄付講義については継続中。コロナ禍でアルバイトができず困窮した学生を支援するために、昨年度と今年度で2000万円の寄附金を実施しています。用途としては、フードパントリー(食料支援)の開催、100円弁当、100円朝食の提供、生協の食券の賦与など。今後も特に困窮学生に対する支援は継続していく所存です。

12) 会費を払ってまで外語会に入会するメリットがない、学生と卒業生、卒業生同士の交流  などの新たな企画を提供して欲しい
現在の会員数は17,000名を超え、18歳から100歳までの多世代に亘ります。外語会の主な活動としては、
① 母校の大学及び後輩学生への協力・支援、 ②会員相互の親睦 
を中心に行っていますが、全世代の皆さま方の満足度を得るには至っていないのは実情でございます。特にこの3年間は新型コロナウイルス禍の影響もあり、対面形式の親睦会や行事の中止等もあり、会員の皆さまの満足のいくような活動が出来ていないことはもどかしい限りでございます。会員の皆さまの満足度の向上を目指し、昨年度に中期ビジョンを策定し、会員相互交流の強化(交流の場形成として従来のサロン・ド・外語や親睦会以外に新たにネットワークを構築し、情報発信や交換の場を提供する等)、会員の転職・復職支援・キャリアアップでのリカレント教育支援、学生の就職や留学相談や支援への対応強化などを今後の活動方針として打ち出しました。
会費はこれらの活動や大学・学生への緊急支援等に使われます。昨年度には、コロナ禍でアルバイトもできず授業料が払えない、生活が出来ないなどの困窮学生が多数現れたことに対する緊急支援として、食料支援(フードパントリー)、生協の食券配布、100円弁当や100円朝食の提供を実施しましたことは、11)「在学生への支援について」で前述の通りです。これはメディアでも取り上げられましたこともあり、会員の皆さまからも応援の寄附金を多額寄せていただいたことに感謝しております。学生の生活環境は今もさほど改善されていないことから、この支援活動は今年度も継続する予定でございます。
学生さん達に対するこのような支援は、先輩の方々への感謝の気持ちを産み出すこともあり、卒業後に今度は自分が後輩学生のために支援したいとの好循環を構築する結果となることも期待されます。このような支援活動も外語会の重要な活動の一つと思っております。
非会員の方が外語会に入会するメリットがないというご意見についてですが、費用対効果が目先期待できないという点についてはある意味では確かにその通りだったかもしれません。その点についての改善の努力は続けるつもりでございます。また一方では、自分が学んだ大学や後輩学生のために先輩として何等かの協力や支援について寄与をしたいというお気持ちや同じ学び舎から巣立ったという同窓意識が目先の費用対効果よりも優先する場合も多々あり、会の活動を支えていることをお伝えしたいと思います。
交流の場についての企画に関しては、色々検討していく所存でございます。

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