東京外国語大学文書館では附属図書館1階ギャラリーにて所蔵資料を用いた展示を実施しております。ここでは東京外国語大学の過去から現在までの歴史的変遷や、過去の出来事を紹介しており、年に数回ほど展示の入替を実施しております。
今回は企画展「千葉勉と東京外国語学校音声学実験室」をご紹介します。
戦前の東京外国語学校には世界水準の音声学実験室がありました。責任者の千葉勉は音声学研究に物理学の導入を進め、実験室には当時の世界最先端の装置が設置されていました。
同実験室で作成された貴重な資料が、ロンドン大学(UCL)で発見され、本年9月、約80年の時を経て、東京外国語大学に帰還します。
開催期間:2016年9月20日(火)~9月30日(金)
会場: 東京外国語大学附属図書館1階ギャラリースペース
URL TUFS Today企画展「千葉勉と東京外国語学校音声学実験室」
企画展にあわせ、会期初日9月20日には、ロンドン大学(UCL)名誉教授の講演(入場無料・講演は英語)および資料の寄贈式典も行われます。卒業生の皆さまも是非ご参加ください。
演題: Preserving some lost work of Tsutomu Chiba (1883-1959)
講演者:Michael Ashby (Honorary Senior Lecturer in Phonetics, University College London (UCL))
日時: 9月20日(火)15:00~17:00
場所: 東京外国語大学本部管理棟2階中会議室
URL TUFS Today寄贈式典・記念講演会
詳細は、下記のURLを参照ください。
◆千葉勉と戦前の音声学実験室
~80年の時を経てロンドンから帰還するX線口腔図(ガラス板)~
https://tufstoday.com/articles/160906-2/