国連デー 国連創設70周年記念特別講演会のお知らせ
「国連の新しい役割とは?」―世界の「持続可能な発展」を求めて、安保から開発へ
講師 原田 勝広 明治学院大学教授
東京外国語大学
社会・国際貢献情報センター長
鈴木 茂
初秋の候、ますます御健勝のこととお慶び申しあげます。 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼 申しあげます。 さて、東京外国語大学 社会・国際貢献情報センターでは、国連デーの10月24日(土)14時より、国連創設70周年記念特別企画として「国連の新しい役割とは?」をテーマに原田 勝弘明治学院大学教授による講演会を開催いたします。 原田教授は元日本経済新聞社編集委員。主に国際畑を歩み、ニューヨーク駐在時代に国連取材に精力的に取り組み、国連に関する多くの著作を残しています。現在は明治学院大学で教鞭を取っています。 今回の講演会では、21世紀に入り益々複雑化する国際情勢の中、国連の役割の変化について、原田教授にお話いただきます。社会人、学生を問わず多くの方々のご参加をお待ちしております。
講演会日時 | 2015年10月24日(土)14:00-15:30(受付開始 13:30より) ※入場無料 |
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会場 | 日経セミナールーム1(〒100-8066 東京都千代田区大手町1-3-7 日経ビル6階) 【アクセス・地図】http://www.nikkei-hall.com/access/index.html |
講師 | 明治学院大学教授 原田 勝広(はらだ かつひろ)氏 |
講演テーマ | 「国連の新しい役割とは?」―世界の「持続可能な発展」を求めて、安保から開発へ |
東西の冷戦構造が崩壊したことで、「国連の時代」が声高に叫ばれたのは1990年代。あれから20年。常任理事国への期待とともに高まった国連ユーフォリアは(国連信仰)は次第に国連フォビア(国連嫌悪)に席を譲りつつあるように見える。確かに、安全保障理事会が機能し始め、多くの民族紛争、宗教紛争の現場にPKO(平和維持部隊)を派遣したものの、ソマリアなどでその限界を露呈し、国連の信用は地に落ちた。しかし、非軍事的な分野では国連はこれまでにない重要な役割を果たしている。2000年のミレニアム前後にスタートしたMDGs(ミレニアム開発目標)と国連グローバルコンパクトは環境、貧困、教育など世界が直面する地球規模課題に、民間セクター(企業、NGO)の力を取り込む、新たなグローバル・ガバナンスのあり方を提唱し、着実に効果を上げつつある。こうした国連の新しい役割は今後もますます重要性を増すと思われるが、軍事的には、あまり貢献の余地がない日本にとしては、むしろ、歓迎すべき方向である。世界の各国が直面する経済・社会的問題に、国連を通して日本の企業、技術、仕組みがどんな貢献ができるか模索する時代になっている。
■原田氏略歴
明治学院大学教授。専門は国連、NGO、CSR。上智大学外国語学部卒業後、日本経済新聞社入社。主に国際畑を歩み、サンパウロ特派員の後、92-95年ニューヨーク駐在として国連を担当。1995-2012年日経国際部で国連担当編集委員として活躍。アフガニスタン、イラク、東ティモールなど紛争地での人道支援活動の取材も豊富。日本新聞協会賞受賞。オルタナCSR TODAY編集長。ソーシャルビジネスネットワーク理事。緊急人道支援組織「ジャパン・プラットフォーム」理事。日経ソーシャルビジネス・イニシアチブ大賞審査委員、ソニー学生ボランティアファンド審査委員長。著書は「国連改革と日本の役割」(日本経済新聞社)、「こころざしは国境を越えて―NGOが日本を変える」(日本経済新聞社)、「CSR優良企業への挑戦」(日本経済新聞社)、「ボーダーレス化するCSR―企業とNPOの境界を超えて」(同文館出版)、「国連機関でグローバルに生きる」(現代人文社)など多数。
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恐れ入りますが、講演会参加ご希望の方はこちらのフォーマットに記入の上、FAXにて返信いただくか、必要事項(お名前、ご所属、ご住所、メールアドレス)をEメールにて送信くださいますようお願い申しあげます。 申込締切:2015年10月20日(火)
本件に関するお問合せ:東京外国語大学 社会・国際貢献情報センター
E-MAIL: icsic@tufs.ac.jp ※お問合せはEメールにてお願いいたします。
TEL: 042-330-5529 / FAX: 042-330-5465