東京外語会の皆さま
アフリカから留学生を呼ぶためのクラウドファンディングが、成功裏に終了しました。約50日の期間に、300人を超える皆さんから268万円ものご寄付が集まりました。特に、OB、OGの皆さんからたくさんのご支援をいただきました。この場を借りて、心より御礼申し上げます。

私も外大卒ですが（1986年仏語科卒）、寄付者のなかに同級生など知った名前を見つけるに付け、本当にありがたい思いでした。

現代アフリカ地域研究センターでアフリカ人招致のためにクラウドファンディングを行ったのは3回目ですが、今回はアフリカ専攻の学生が多くの時間を割いて協力してくれました。そのため、プロジェクトのウェブページ、特に「活動報告」がとても充実しました。読み応えのある記事が多いので、ぜひご覧になってください。

嬉しかったことのひとつは、アフリカから来日中の留学生や、交換留学を終えて帰国した元留学生たちが寄付してくれたことです。来日中の留学生たちは、自分たちに続く世代にも同じ経験をしてほしいと言ってくれました。元留学生たちは、外大での経験について、自分の人生をよい意味で大きく変えてくれたと振り返っています。そんな人々から寄付をいただくのは、私たちにとってとても嬉しいことであり、同時に身が引き締まる思いがしました。

招へい教員のペレンペ先生（ガーナ出身）と留学生たち（2024年10月）	初めてルワンダからやって来た留学生のロドリグ（左）とシュクル。シュクルは現在、本学博士課程在学中。

国立大学、とりわけ本学のような文系大学を取り巻く状況は厳しく、アフリカの大学との相互交流のための安定した資金確保は簡単ではありません。しかし、こうした相互交流こそ本学の使命だと信じて、努力を続ける所存です。今後は、現代アフリカ教育研究支援基金を通じて資金確保を図って参りますが、引き続きご協力をよろしくお願いいたします。