一般社団法人・東京外語会の2022年(令和4年)定時総会が、6月25日(土)午後2時より東京外国語大学本郷サテライト3階会議室で行われました。今回の総会は昨年同様、新型コロナウイルス感染拡大を回避するため、会場の変更及び出席理事・監事も限られた人数(15名)で開催されました。なお、本総会は特別な環境下での開催で、会員の皆様には極力ご来場をお控えいただき、議案に関して委任状、あるいは議決権の行使をお願いしました。
議長に指名された鎌原理事長より、以下の通り定足数が定款の規定を満たしたとの総会成立の宣言がありました。
本日の委任状を含めた出席者数は1,386名にて、定款21条記載に基づき本定時総会は適法に成立しております。
委任状総数920通、議決権行使者451名に、対面出席者15名を加えた総数1,386名が出席者数となっています。
その後に理事長により挨拶がございました(後述)。
第1号議案より第4号議案までは一括審議・採決とし、第5号議案、第6号議案及び第7号議案につきましては、個別審議・採決いたしました。
第1号議案 2021年度事業報告の件(賛成1386、反対0名)
第2号議案 2021年度決算報告及び監査報告書承認の件(賛成1385名、反対1名)
第3号議案 2021年度剰余金処分案の件(賛成1386名、反対0名)
第4号議案 2022年度事業計画及び収支予算承認の件(賛成1385名、反対1名)
第5号議案 理事任期満了に伴う改選の件(賛成1385名、反対1名)
第6号議案 監事任期満了に伴う改選の件(賛成1385名、反対1名)
第7号議案 評議員任期満了に伴う改選の件(賛成1386名、反対0名)」
《決算及び予算》外語会会報10月1日号にて報告します。
《今年度の役員》★こちらをご覧ください。
理事の再任者9名、新任5名、退任4名、新体制での理事数22名、
監事の再任者1名、新任1名、新体制での監事数3名、
評議員の再任者5名、新任1名、退任3名(内1名は逝去)、新体制での評議員数9名
(理事長挨拶)
平素は東京外語会へのご支援・ご協力を賜り、感謝申し上げます。
コロナ禍も三年目に突入するなか、外語会ではこの一年、新年会、新入生歓迎会、総会、親睦会、慶祝行事、ホームカミングデー等の行事を全て中止し、理事会も一昨年7月以降、全てオンライン開催で行ってまいりました。しかし会の活動の基軸である同窓会の運営については、実効性あるビジョンをまとめるべく、激論をかわした年でもありました。
一方、当会が支援する東京外国語大学の状況をみると、今年は卒業式も入学式も感染対策を施した上で実施されています。4月からは学部生(留学生含む)792 名、大学院生 161 名の合計 953 名の新入生を迎え、4 月 6 日より春学期が始まりました。大人数の講義にはオンラインを維持しつつ、対面を基本とする授業編制にシフトし、コロナ禍を超えて「新しい日常」へ向かう姿勢を整えています。
とはいえ、学生たちは依然、厳しい状況に置かれています。アルバイトができず授業料が払えない、生活が苦しく就学継続が困難である等々の学生が数百名に達したのを見て、当会では大学への支援活動にも奔走しました。外語会の寄付は、メディアでも注目された 100 円弁当や生協の食券・食糧支援に大いに活用されました。外語会の活動の一環である大学への支援は意義あるものとして、昨年同様、今年も行ってまいります。
大学を取り巻く環境の急激な変化のもと、外語会の目下の課題は、こうした大学への協力とならんで、社会のニーズに応える多面的な活動の展開にあります。会の礎である同窓生に対し、実のあるサービスの提供をめざして、創意工夫を重ねてまいります。
引き続き、外語会へのより一層のご支援・ご協力をお願い申し上げます。