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お知らせ(トピックス)

【2013.06.30】医療通訳ボランティア募集(NPO法人MICかながわ)について

東外大卒業生も活動に参加する「NPO法人多言語社会リソースかながわ(MICかながわ)」より、医療通訳ボランティア募集のご案内をいただきました。ご興味のある方は応募してみてはいかがでしょうか。

■募集団体
 NPO法人多言語社会リソースかながわ(MICかながわ)

■団体概要
 主に神奈川県内に暮らす外国人の方のために、医療通訳を中心とするコミュニティ通訳の養成と派遣するNPO法人

■募集概要
・募集言語
 スペイン語、中国語、ポルトガル語、英語、韓国・朝鮮語、タイ語、タガログ語、ベトナム語、カンボジア語、ラオス語 (10言語)

・活動場所
 神奈川県内35医療機関

・募集人数
 各言語5名程度ずつ

・募集締め切り
 7月26日(金)

・事前選考
 多数の応募が予想される英語、スペイン語、中国語については事前選考があります。
 英語    8月7日(水)
 スペイン語 8月8日(木)
 中国語   8月8日(木)

・養成研修
 9月7日、21日、10月5日、26日 いずれも土曜日
 最終日に選考を行い、合格した方に登録していただきます。

応募手続き詳細はMICかながわのホームページをご参照ください。
facebookページもありますので、ぜひ「いいね!」をお願いします。
http://mickanagawa.web.fc2.com/

MICかながわで活躍する卒業生からのメッセージもご覧ください。



「MICかながわ、医療通訳ボランティア募集について」
(アラビア語 昭和57年卒業 森田佐知子 様)

こんにちは。アラビア語卒業生の森田佐知子です。私が活動に参加しているNPO法人多言語社会リソースかながわ(MICかながわ)は、「ことばで支えるいのちとくらし」をキャッチフレーズに、主に神奈川県内に暮らす外国人の方のために、医療通訳を中心とするコミュニティ通訳の養成と派遣をしています。 中心の活動は、神奈川県や県内市町村と協働で行っている医療通訳活動です。県内35の医療機関に10の言語で医療通訳を派遣しており、現在の登録通訳は約170人ですが、外語大のOBがたくさん活躍されています。2012年度は3663件の派遣をしました。最も多いのはスペイン語で約3分の1です。

7月に今年度の医療通訳ボランティアを募集しますので、卒業生のみなさまにご案内させていただきます。 神奈川県内にお住まいか、近隣にお住まいで神奈川県で活動できる方、医療通訳に関心のある方、いっしょに活動しませんか。活動回数は言語によりますが、ひと月に1回~3回程度です。人によっては10回以上の方もいます。
1回の派遣につき、3時間で3000円(交通費込み)が病院より支払われます。特に、タイ語、タガログ語、ベトナム語、カンボジア語、ラオス語の通訳が足りなくて、依頼があっても派遣できないこともあり困っています。みなさまの応募、ご協力をお願いします。

現在、ポルトガル語の通訳スタッフとして活動されている外語卒業生の鷲頭三郎さんに以下メッセージを寄せていただきました。ぜひ、お読みください。ご応募、お待ちしています。



「医療通訳について」
(ポルトガル語 昭36年卒、鷲頭 三郎 様)

私は2006年10月計4回通算25年に亘るブラジル駐在を終え、日本に帰国した。 帰国した時点で、長年関係のあったブラジル乃至ブラジル人に対し、何かお役に立てることは無いかと考えた。暫らくして、神奈川県の広報誌で「MICかながわ」(特定非営利活動法人 多言語社会リソースかながわ)がポルトガル語の医療通訳を募集している事を知った。早速応募し、所定の審査を受け無事パスした。必要な準備と研修期間を経て、2010年11月より医療通訳活動に従事している。
日常の生活の中で、病気や怪我は避けられない。異国で医者に掛かることは、言葉や習慣の違いでどうしても不安になる。医療通訳は、患者と病院・医師との間の意思の疎通を図り、患者の不安感を和らげることができると考える。言葉だけの問題ではなく、医師と患者が心を通じ合える事も大事なことであり、それが病気の早期回復にもつながると思う。病院の待合室で診察の順番を待ちながら、患者が直接医師に話し難いことも、予め聞いておいて医師に日本語で伝えることも医療通訳の仕事の一環と言えると思う。
50年も前に東京外語大で勉強したことが、今でも役に立てられることは大変うれしい。母校の言語による社会貢献は、今後共種々の分野で更に期待されるところと思う。医療通訳についても外語大のOB,OGの方々の参加を大いに期待致したい。
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