平成25年3月4日(月)、東京外語会が大学に寄付した百周年記念教育研究振興基金の一部を使用して、東京外国語大学の西ヶ原キャンパス跡地正門付近(現在の「西ヶ原みんなの公園」西入口)に次の碑文を彫り込んだ記念碑が建立され、亀山学長、上原理事長、および大学、外語会、北区関係者多数により除幕式が行われた。
東京外国語大学西ヶ原キャンパス跡地
東京外国語大学の起源は、安政4(1857)年1月に開校した蕃書調所まで遡る。明治6(1873)年11月に直接の前身である東京外国語学校が東京府神田区一ツ橋通町に建学され、神田区錦町、麹町区元衛町・竹平町を経て、昭和19(1944)年5月に東京外事専門学校が当地に移転した。その後、昭和24(1949)年に東京外国語大学が新制大学として発足し、平成12(2000)年に府中市に移転するまで、多くの学生がこのキャンパスに学び、巣立って行った。東京外国語大学がこの地にあったことを記念して、 ここに碑を建立する。
平成25年2月 東京外国語大学
昭和24(1949)年、戦後の荒廃からの復興努力のなか、東京外国語大学は当地において澤田節蔵初代学長のもとに「国際社会で活躍できる国際人の養成」という教育理念を高く掲げ新制大学として発足した。この教育理念は60数年を経た現在も大学と同窓生に脈々と引き継がれ、言語文化学部と国際社会学部への学部改編による二学部制の実現となり、また、母校を全面的に支援しその発展を祈り続ける東京外語会の現在の姿にもつながっている。
(文責:会報委員会 川野武範)
関連リンク
・東京外国語大学ホームページ
『西ヶ原キャンパス跡地記念碑の除幕式を挙行』
・旧西ヶ原キャンパスの跡地利用については
こちら
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